#16 状況に応じた優先順位

テニスにはいろんな状況があります

状況を正確に把握することと、その状況に応じた優先順位を理解しておくことで、迷いを無くしスムーズに決断できるようになります
決断が早くなればミスを減らすことができます

今回は状況に応じた優先順位を考えていきます

余裕が無いとき(劣勢)にリスクの高いショットを選択すると上手くいきにくい
余裕があるとき(優勢)はリスクの高いショットを選択しても上手くいきやすい

リスクの高いショットとは?

  • ライン際やネット際を狙う
  • ボールのスピードを上げる
  • 早いタイミング(ポジションを前にする)

リスクの低いショットとは?

  • コートの真ん中を狙う
  • ネットの1番低いところを通るコースを狙う(ネットしにくい)
  • 距離の1番長いコースを狙う(アウトしにくい)
  • ボールのスピードを落とす
  • 遅いタイミング(ポジションをさげる)

優勢のとき

  • 時間に余裕がある
  • 気持ちに余裕がある

劣勢のとき

  • 時間に余裕がない
  • 気持ちに余裕がない

優勢のときの優先順位

  1. 相手の時間を奪う(主導権を渡さない)
  2. 深く返す
  3. とにかくコートに入れる(主導権を渡す)

劣勢のときの優先順位

  1. とにかくコートに入れる
  2. 深く返す(時間をつくる)
  3. 相手を崩す(カウンターショット)

優勢でも劣勢でもないときは

  1. 相手の状況と自分の状況を把握し、セーフティとリスクのバランスをうまく使い分けながら、相手と駆け引きする
  2. 深く返す(チャンスを与えない)
  3. とにかくコートに入れる(主導権を渡す)



この優先順位はあくまで原則であって、必ずしもこうしなければならないわけではない
自分や相手のプレースタイルによって柔軟に対応していくことも必要です
原則を理解した上で、創造力を働かせて相手との駆け引きを楽しみましょう