テニスにはいろんな状況があります
状況を正確に把握することと、その状況に応じた優先順位を理解しておくことで、迷いを無くしスムーズに決断できるようになります
決断が早くなればミスを減らすことができます
今回は状況に応じた優先順位を考えていきます
余裕が無いとき(劣勢)にリスクの高いショットを選択すると上手くいきにくい
余裕があるとき(優勢)はリスクの高いショットを選択しても上手くいきやすい
リスクの高いショットとは?
- ライン際やネット際を狙う
- ボールのスピードを上げる
- 早いタイミング(ポジションを前にする)
リスクの低いショットとは?
- コートの真ん中を狙う
- ネットの1番低いところを通るコースを狙う(ネットしにくい)
- 距離の1番長いコースを狙う(アウトしにくい)
- ボールのスピードを落とす
- 遅いタイミング(ポジションをさげる)
優勢のとき
- 時間に余裕がある
- 気持ちに余裕がある
劣勢のとき
- 時間に余裕がない
- 気持ちに余裕がない
優勢のときの優先順位
- 相手の時間を奪う(主導権を渡さない)
- 深く返す
- とにかくコートに入れる(主導権を渡す)
劣勢のときの優先順位
- とにかくコートに入れる
- 深く返す(時間をつくる)
- 相手を崩す(カウンターショット)
優勢でも劣勢でもないときは
- 相手の状況と自分の状況を把握し、セーフティとリスクのバランスをうまく使い分けながら、相手と駆け引きする
- 深く返す(チャンスを与えない)
- とにかくコートに入れる(主導権を渡す)
この優先順位はあくまで原則であって、必ずしもこうしなければならないわけではない
自分や相手のプレースタイルによって柔軟に対応していくことも必要です
原則を理解した上で、創造力を働かせて相手との駆け引きを楽しみましょう