うまくいってない原因や、改善すべきポイントを見抜くのがコーチの大事な仕事です
実際の試合や練習の場面でゲーム分析およびプレー分析しながら、うまくいってない原因は技術的な問題なのか、それとも作戦がうまく機能していないのかを即座に頭の中で整理します
うまくいっているときの理由と、うまくいっていないときの理由を正しく見極めることができないと、選手の目標とは違った方向に進んでしまう可能性があります
単純に勝ったから良い、負けたから悪いという分析だけだと危険です
特に低年齢では将来を見据えて、正しいプレーをしているのかが重要になってきます
●ゲーム分析
ゲーム全体から成果や問題を特定し、それらの要因や原因を整理し、課題を設定すること
●プレー分析
1つ1つのプレーの成功の要因と失敗の原因を明確にし、課題を設定すること
【うまくいってないパターンの例1】
主導権はこちらにあり、相手の弱点をついてチャンスを作り出しているが、フィニッシュのところでミスが出ている
やり方(作戦)は間違っていないが、ショットのミスによってポイントを失う
→フィニッシュのショットの修正が必要
【うまくいってないパターンの例2】
狙ったところに気持ちよく打てているが、相手のミスが少なく、カウンターショットが厳しい
作戦が相手に読まれている
→作戦を変える、相手の嫌がることを見つけ出す必要がある
まとめ
効率よく実力を上げていくために、現状を把握し課題を整理することが大切です
毎試合、毎日の練習で『良かったところ』『悪かったところ』『次どうするか』を振り返ることを大切にしましょう
毎回振り返ることで、分析する力が磨かれます